夜食は成長に悪影響

夜食を日常的に摂っている人はいますか?
夜食は不規則な生活リズムを象徴しているもの、というイメージがありませんか?
仕事の都合で夜遅くにしか食事がとれず、受験勉強に励む我が子のために母親が愛情込めてつくる夜食などもありますから、一概に夜食が悪いとは言えませんが、子どもの成長を考えると夜食はあまり良くないようです。

子どもの身長を伸ばすのに欠かせない成長ホルモンは、寝る前に夜食を食べると睡眠中の分泌が悪くなってしまうそうです。
それには血糖値が関係しています。
血糖値は血液中の糖分の濃度のことで、成長ホルモンが十分に分泌されるには血糖値がある程度下がっている必要があるのです。
夜食や甘い物を食べてから寝ると血糖値が上昇し、せっかく睡眠中にたくさん分泌されるはずの成長ホルモンが分泌されにくくなってしまいます。

成長ホルモンを十分に分泌させるには、寝る2時間前には食べるのを止めましょう。
ジュースなどの甘い飲み物も控えましょう。
最近では夜更かしの子どもが増え、夜食の習慣がついている子どもも多いと聞きますが、「子どもの身長を伸ばすため」と今まで習慣化していた夜食をスパッと止めてしまうと「お腹が空いて眠れない」ということもあるでしょう。
そんなときは糖分よりもタンパク質を多く含んだ夜食にしてみましょう。
卵やチーズ、豆、牛乳などの血糖値があがりにくい食材を選ぶことが大切です。
そして徐々に夜食を摂らなくても眠れるように、生活のリズムを整えていってください。
子どもの健やかな成長には夜食よりも十分な睡眠の方が大切です。



Posted by nobasu